砂の城の殺人

砂の城の殺人 創元推理文庫

砂の城の殺人 創元推理文庫

シリーズ3冊目。
廃墟写真集を専門にしているカメラマンの助手のバイトをすることになった美波。もう人が住まなくなったカメラマンの実家の廃墟に撮影に訪れたら、ミイラ化した死体を見つけてしまう。その死体が十二年前に行方不明になったカメラマンの母親だとか言い出して……というお話。
これまでのシリーズが富士見ファンタジア文庫だったこともあって、シリーズの中では一番ミステリーらしい巻ですが、それでも美波やその友達などキャラクターの描写もしっかり書かれていて、ミステリーに偏りすぎることも無くちょうど良い感じです。