バッカーノ!1934 完結編―Peter Pan In Chains

シリーズ10冊目。
事件の中心地となるシカゴにキャラクター達が集まってくる。事件はより混迷の度を増し、それぞれがそれぞれの思惑で動いていくお話。
さすがに450ページを越す厚さなだけあって、それぞれの見せ場が満載。そしてアイザック格好良い。シリーズ全体に流れる不死者の話も、すこしだけ進んだ感じで今後のシリーズ展開に期待が持てそうです。

ウィザーズ・ブレイン 6 再開の天地(中)

ウィザーズ・ブレイン〈6〉 再会の天地〈中〉(電撃文庫 1421)

ウィザーズ・ブレイン〈6〉 再会の天地〈中〉(電撃文庫 1421)

シリーズ9冊目。
ニューデリーの行く末を占う中央召集会議の開催が宣誓される。マザーシステムの正体が議題にあげられ、追い詰められた反対派は思い切った手を打ってくる話。
予想しなかった中巻。本来は敵のはずの両陣営が完全には敵対しきれず、辛かったり馴れ合ったりお互いの事情を慮ってしまったり。正解の無い問題にどういう決着を付けるのか、下巻が楽しみな中巻です。

Star Trek TNG 第7話「姿なき宇宙人」

エネルギー雲を突っ切ったときにエネルギー生命体がエンタープライズに付いてしまう。エネルギー生命体は乗務員やコンピュータを渡り歩き、最後にはピカード艦長の元へ、というお話。
データがシャーロック・ホームズを知り、かぶれていく最初の回。前話の旅人ほどではないにせよ、宇宙を漂うエネルギー生命体という描写や、艦長が消滅の危機にさらされるあたりは、いかにもSFらしくて面白いと思う。