ムシウタbug〈6th.〉夢恋する咎人

ムシウタbug〈6th.〉夢恋する咎人 (角川スニーカー文庫)

ムシウタbug〈6th.〉夢恋する咎人 (角川スニーカー文庫)

雑誌連載の方の6冊目。
始まりの三匹の三匹目をさがして、ハルキヨと逢おうとする亜梨子。
これまで謎の多いキャラクターだったハルキヨが深く描写され、このbugの方のシリーズも展開が詰まってきてクライマックスも近そうです。

新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz〈5〉誓い・陰謀・巣立ちの日

シリーズ5冊目。完結編。
死んでしまった仲間を復活させるため危険に踏み込む年少組キャラクターたち。そしてキャラクターたちの関係も徐々に進展していって。
お話そのものは王道的な展開でそれほどひねりも無いけど、リプレイでここまで恋愛を発展させていくのは珍しいですね。

少女には向かない職業

少女には向かない職業 (創元推理文庫)

少女には向かない職業 (創元推理文庫)

田舎の島に住む中学二年生の少女が小さな社会で人を二人殺す物語。
切なくて切り口鮮やか。面白い。

七人の武器屋―ノース・エンデ・クライシス!

シリーズ7冊目。
雑誌に掲載されたり書き下ろされたりした短編4本と本編に絡む重要なエピソードの中編が収録された1冊。
前向きだったり不屈だったりするところは相変わらずな感じなのだけど、一度シリーズに区切りをつけたのに引き伸ばされているような感じがしてちょっと乗り切れない。

おあいにくさま二ノ宮くん〈5〉

短編集は5冊目。
雑誌に連載された5本と書下ろし1本、計6本の短編が収録された短編集。アニメ放送中は毎月何かしら出し続けようという意欲はえらい。ネタはドジ、回転教、幸運のおまじない、女人禁制の禅寺、盗撮、猫の名前。
あまり話の展開の突飛さとか上手さとかそういうのは求められていないと思うので、こつこつとやっていけばいいと思う。

神代の島の魔法戦士―魔法戦士リウイ ファーラムの剣

シリーズ18冊目。
鎖国制度をとっているイーストエンドまでやってきたリウイ一行。千年前に封印されていた蛇神の復活を阻止しようとするお話。
古代日本風な設定のイーストエンドでこのシリーズにしては比較的まともな冒険をしている印象。まあ、もともと無茶だらけなシリーズだからな。

ダークエルフの口づけ 4 ―ソード・ワールド・ノベル

シリーズ4冊目。
一つの話としては完結。公爵家を巡る陰謀が更なる展開を見せ、ついに一つの結末を迎える。のだけれど、アマデオとエビータについては酷い目にあったわりに、脅威になるだけの実力も無いからみそっかす扱いで、あっさり退場。
もっと無垢なキャラクター達は骨の髄までしゃぶるような扱いをしても良かったのにね。