グイン・サーガ118 クリスタルの再会

クリスタルの再会 (ハヤカワ文庫JA ク1-118 グイン・サーガ118)

クリスタルの再会 (ハヤカワ文庫JA ク1-118 グイン・サーガ118)

シリーズ118冊目。
クムを脱出した後は、飛ぶように時間が過ぎてパロへ。
話の進みが速くて嬉しい。宇宙を感じるシーンも笑える。もっとどんどん話を先に進めてほしい。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生

シリーズ3冊目。
バレンタインの季節、動物連続殺害事件を発端についに人が一人殺されて。主人公は相変わらずマユに振り回されて生活していたが、何年も前に死んだはずの妹と再会して、そして。
基本的に壊れた変態だらけの物語ですが、シリーズの行く先というかどこを目指しているのか、それとも目指すものなど無いのか、それがわからずに困惑する。もっと過激な方向を目指して進んでいるのか、それとも目先を変えて何とかしようとしているのか、それとも……シリーズとして進む方向は決まっているのでしょうか。

れじみる。Junk

れじみる。Junk (電撃文庫)

れじみる。Junk (電撃文庫)

レジンキャストミルクの短編集2冊目。
本編も完結しボーナストラック的な1冊。ある休日の描写、コスプレナース、温泉、そしてその後のあれこれ。
ドタバタした短編でキャラクター達の掛け合いを見せつつ、最後のしめでほのぼのと温かい気持ちになったりして、良かった。

9S memories

9S(ナインエス)memories (電撃文庫)

9S(ナインエス)memories (電撃文庫)

電撃hpに連載された2本と書下ろし1本の短編が収録された短編集。
本編のキャラクター達が若かったり幼かったりするころの初めての出会いが書かれています。
ここまでシリーズが続いて、わざわざこの巻から読み始める人もいないでしょうけど、これまでのシリーズを前提としたキャラクター達の掘り下げを目的にした一冊ですね。

断章のグリム 6

シリーズ6冊目。
赤ずきん・下巻。
雪乃は重傷を負い、現地のロッジも分裂状態に陥り、悪い方向に状況が転がり始める。雪乃の負担を減らすため事件を<泡渦>を理解しようとする主人公。
現地のロッジとしてはなんとも救いようのない展開と結末で後味が悪いですけど、そういうものですからね。痛覚とか気持ち悪さの描写とか相変わらずの上手さで、良い。

アスラクライン 9

アスラクライン〈9〉KLEIN Re‐MIX (電撃文庫)

アスラクライン〈9〉KLEIN Re‐MIX (電撃文庫)

シリーズ9冊目。
お見合いをしたり、ファミレスでバイトしたり、ストーカーを退治したり、宝探しをしたり、シリーズ全体の謎に対する手がかりを探したりする連作短編集。
ただし、どの話も主人公が女装をするはめになって、もう主人公の不幸も極まれれりという感じですが。シリアスな展開をしつつあるシリーズの箸やすめみたいなお話で、こういうのも悪くはありません。

乃木坂春香の秘密 7

乃木坂春香の秘密(7) (電撃文庫)

乃木坂春香の秘密(7) (電撃文庫)

シリーズ7冊目。
三泊四日の温泉旅行にみんなで出かけて、アニメイベントとか卓球とか温泉とか二人で遭難とかまあそんなイベントをこつこつとこなすお話。
主人公以外の男キャラが全く意味なしでも、どこまでもベタでお約束なネタだらけでも、このシリーズに関しては、そういうお話なんですとしか言いようが無いな。