されど罪人は竜と踊るVII まどろむように君と

この巻は短編集なのでそれほどでもないけど、6巻で起きた事件を頭に置いて考えると暗い気分になってくるのは避けられない。それでも生きて、あるいは、前だか横だか後ろだか分からないけれどもいずれかの方向には進んでいかなくてはならないということを考えたり。全体に、身も蓋もない話が多いんだけど、だがそれが良い。