薔薇のマリア(3) 荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐

Ver.0から数えるとシリーズとしては4冊目にあたる。
Wizardryを思わせる世界の中で、お話の主軸はと<秩序の番人>というクラン同士の抗争におきながら、に所属する主人公としても知らぬ振りは出来ない状態に巻き込まれていく。
クランの首魁達の圧倒的な強さは別格にしても、他のの仲間達と比べても主人公は一番弱く、時には足手まといになってしまう。それでも仲間達や敵の強さを見せ付けるだけで無く、主人公にも毎回毎回、状況の判断力と機転で見せ場をつくり、ボロボロになりながらもちゃっかりと生還させてしまう辺りは、読み応えがあるし上手い。
クラン同士の抗争もこの巻で一応決着がついたので、とりあえずこの巻まで読んでみるのもいいのでは。