涼宮ハルヒの陰謀

本のタイトルからは分からないけど、シリーズ7冊目。
今回のヒロインは未来人の朝比奈さんです。時間移動や運命の分岐についてちょっと突っ込んだ描写があり、楽しく読める。と言っても、キョンとか古泉とかが勝手に立てた仮説だったり、朝比奈さん(大)による嘘か本当か分からない説明なので、全然違う理論で動いている可能性もあるわけですが。
これまで、未来人と超能力者と情報統合思念体が割とバラバラに動いていた感があったけど、SOS団を中心に連携らしい動きも見られるようになってきて、お話に幅も出てくるかなと。
一つ残念だったのは、情報統合思念体の中にある派閥の話が出たときに、長門は主流派に属していて主流派が派閥の中では優勢とかいう説明をしたこと。これじゃ、主流派がどんな思想を持っているのか分からない上に、主流派がメインで優勢なのは当たり前ですから。重箱の隅ですが。