文庫版 百器徒然袋―雨

200頁を超える3つのお話が収録されています。
どのお話も京極堂シリーズの「名探偵」榎木津が事件の解決に乗り出して起きた騒動が派手に魅力的に書かれています。
これまでのシリーズに漂っていた沈んだ雰囲気はほとんど感じられず笑って読める。主人公が違うだけでこんなにも違うお話になってしまうんですね。