インサイド・ワールド

第5回電撃hp短編小説賞大賞作「インサイド・ワールド〜冬のロケット〜」とその続編のような短編2本が収録された短編集。
お話は小惑星が落ちてくるのが分かっててちょっと厭世的な世界で、ロケットを作る少女とブラブラしている少年の話、いじめられっこの少女と目つきの悪い先輩少年の話、走るのが好きな少女と少女に惚れられたジョギング仲間の青年の話。
設定としてはありがちだけど、主題はキャラクター達の交流にあるのでお話の展開はわりとどうでも良いのかもしれない。
キャラクターの描写が初々しくて、じたばたしたい気分になったので、そういうのが好きなら。