GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋―

長編としては5冊目。シリーズとしては6冊目。
ヴィクトリカリトアニアに移送され久城が助けに行くお話。
そりゃ、ヴィクトリカは文句無しに可愛いし、久城は大事なところで男の子してるし、新キャラはいわくありげで魅力的で今後のシリーズ展開に重要な関わりを持ちそうで期待できるし、イラストは良いし。褒めるところはたくさんあります。
だけど、この巻のミステリ要素はちょっと酷すぎる。別にこのレーベルのミステリ要素なんて飾りであることは分かっているつもりだけど、こんな手品のタネをそのまま持ってきただけの様なミステリ要素なら、よっぽど無くしてしまった方が話が引き締まると思う。無駄なものは書かないで欲しい。