マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号

第10回スニーカー大賞奨励賞受賞作。
転校を繰り返す「転校生」が新しく転校した高校のクラスメートは「妹」や「幼馴染」「ハーレム」「改造人間」「魔法少女」など全員がなんらかの記号を持っていた。というお話。
「改造人間」が敵と肉弾戦をしている描写のわずか2行後で「魔法少女」が全然別の敵と魔法で戦っていたりしていて、わけが分かりません。序盤はとにかく何がおきているのかよく分からない状態でお話が進んでいき、終盤でお話のラインのいくつかがまとまって、なんとか落ち着いて読めるようになるともう終わりという感じ。
めったなことでは本を読むのを途中で止めようと思うことはないのですが、この本は何度も読むのを止めようと思いました。
ちょっとこれは凄いな。凄いし酷いと思う。