薔薇のマリア 5.SEASIDE BLOODEDGE

シリーズ5冊目。
港町に舞台が移って歓楽街をしめるマフィアと、後から勢力を伸ばしてきた人を殺して救済しようという教団が対立していくお話。主人公についてはこの港町まで旅をするよ、この巻の終わりでやっと着いたよというだけ。次巻でちゃんと関わってくるのでしょうが、今巻ではほとんど登場しません。
読者の視点はどちらかといえば穏健なマフィアのメンバーとか貧民街の孤児達が集まっている家に当たっているので、物語の展開があまりに酷い方に向かうことはないと思われるのは安心ですね。
キャラクター達は個性的というよりは特に大人の中に普通の人なんて一人もいない状態で、相変わらず強さも変態さもはっちゃけています。だけど、そこが面白い。