断章のグリム〈1〉灰かぶり 最高の嫌悪感

新シリーズ。
普通の少年が神の悪夢からあふれ出した怪奇現象に遭遇し、悪夢と戦う能力を持つ少女と共に巻き込まれていくお話。
設定とかキャラクターが前のシリーズと比べるとライトノベルらしくなっています。キャラクター達が悪夢と戦う力を明確に保有しているところも前のシリーズとは違いますね。
それよりも、前のシリーズでは、例えばカーテンの隙間からなにかが見てる気がするとか、精神的な恐怖にやられることが多かった気がしますが、今シリーズでは現実的、肉体的な痛み、恐怖にやられます。軽めの描写でも目玉を鋏で刺されそうになったり。
いずれにしても、嫌な感じを書くのは本当に上手いので先が楽しみです。