2007-01-26 空とタマ―Autumn Sky,Spring Fly review book 家出少年の空が前から目をつけていた廃倉庫に落ち着いたらそこの2階に女性の先客(空によってタマと命名)がいて、初めは衝突するのだが……というお話。 ネタバレしないで語るのは難しいが、空の若くて青すぎる行動とそれを正面から受け止めるタマの大人げの無い描写と、意外なそして前向きに進もうというシリアスな結末とでギャップは大きいけど、それぞれ愉しんで読めました。 作者が他のレーベルで展開しているシリーズ物とはまた違った味わいで、上手くまとまった良作です。