円環少女 (4) よるべなき鉄槌

円環少女 (4) よるべなき鉄槌 (角川スニーカー文庫)

円環少女 (4) よるべなき鉄槌 (角川スニーカー文庫)

シリーズ4冊目.
夏休みに突入.馴れ合いとか長期休暇を過ごす主人公たちだが,主人公の部屋に現れた魔法の泡をきっかけに,主人公は過去の苦い思い出を思い出し,ヒロインたちも地下道を舞台にした事件に巻き込まれていくというお話.
戦闘シーンとか,主人公の過去話とか,公館をめぐる様々な事情とか,一つだけでも重かったりする話を,サドっ気満載のヒロインの言動とかと絡めて展開していくあたりは本当に上手いと思いますね.戦闘シーンの読みづらさも,味と言ってしまえばそんな感じですし.
なんとなく,お話が次巻に続く感じなのであまり間を開けずに読みたいところです.