後巷説百物語

後巷説百物語 (角川文庫)

後巷説百物語 (角川文庫)

第130回直木賞受賞作。百ページ前後の短編が6本収録された連作短編集。
時代が下って明治維新後、もう隠居の老人となった山岡百介の元に妖怪が絡むような不思議な事件が持ち込まれるお話。
750ページを越える厚さに圧倒される。一つ一つの話に読み応えがあり、お話として面白い。そして京極堂シリーズへと繋がっていく、物語運びに感心する。