レンズと悪魔 3

レンズと悪魔〈3〉魔神攘戮 (角川スニーカー文庫)

レンズと悪魔〈3〉魔神攘戮 (角川スニーカー文庫)

シリーズ3冊目。
8人の魔神の戦いに身を投じる主人公の前に、10年前の軍による虐殺事件の首謀者とされる人物が流刑島から脱獄してあらわれるのだが、というお話。
決して悪人では無いようなキャラクターと敵対し、互いの利害の対立から仕方なく争うことになる話は、なかなかやり切れず、そこがまた面白い。過去の因縁と現在の事件が複雑に絡み合ってきて、物語のシリアス度も高まってきました。先が楽しみなシリーズです。