繰り世界のエトランジェ 第1幕 糸仕掛けのプロット

繰り世界のエトランジェ〈第1幕〉糸仕掛けのプロット (角川スニーカー文庫)

第11回スニーカー大賞奨励賞受賞作。
生き物をあやつる糸が見えて、それをあやつることが出来る主人公が、同じ能力を持つ母親の失踪をきっかけにして、異能者をめぐる事件に巻き込まれたり、自分の能力について考えたり能力の秘密について踏み込んだりする話。
主人公が持つ能力としては反則くさい能力だけど、巻を追う毎にこの主人公の能力に対抗する手段を考えなくてはならない作者は大変そうですね。後半の展開が黒くて激しくてなかなか楽しいと思う。