“文学少女”と慟哭の巡礼者

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

シリーズ5冊目。
心葉はななせの入院先で美羽に遭い、過去の事件の記憶にとらわれる話。
美羽の言動により心葉とななせ、心葉と芥川の関係にも影が差しドロドロした展開に陥っていく。心葉も過去の事件に悩み今の状況に悩み精神的に追い詰められていく。全てのキャラクターが重要な役割を負い、これまでのシリーズで少しずつ撒かれてきた伏線が回収されていく様はまさに見事としか言いようがない。すばらしい。