扉の外 3

扉の外〈3〉 (電撃文庫)

扉の外〈3〉 (電撃文庫)

シリーズ3冊目。完結。
チェスゲームでゲームオーバーになっていた二年二組に提示されたオンラインゲームによる配給の再開。ゲームの謎、クリアへの途をさがし、閉じ込められている非現実的な現実から逃避するためにオンラインゲームの擬似現実に依存していくヒロインのお話。
閉じ込められた世界で秩序を求めるキャラクターとオンラインゲームの中に世界の謎を求めるキャラクターの対比が書かれ、世界の謎はぼんやりと明らかにされるのみで、世界の拡大を示唆してお話に幕がひかれます。世界の謎とかそんなの関係ないと思えば面白かった。