薔薇のマリアVer3―君在りし日の夢はつかの間に

シリーズ外伝3冊目。
ザ・スニーカーの連載3回分と書下ろし少しがまとめられています。
今回の題材はアジアンを頭領にいだくクラン昼飯時。クラン結成からある重要な転機までが書かれています。
シリーズ本編の方ではマリアに付きまとう変態キャラクターとして定着しているアジアンですが、昼飯時では謎の多いカリスマとして君臨していて、メンバーとのつかず離れずな関係とか信頼され慕われている様とか、本編とは全く違う印象で新鮮です。クランの危機が訪れてもアジアンが何かをしたわけでもないのに、周りの仲間に支えられ、希望を感じさせる終わり方で本当に良いクランだなあと。