円環少女 6
円環少女(サークリットガール)〈6〉太陽がくだけるとき (角川スニーカー文庫)
- 作者: 長谷敏司,深遊
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
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凶弾に倒れたメイゼルを救うため、単身地下都市に向かう仁。公館に背き、味方も居らず、メイゼルもそばにいない状態で絶望的な戦いに向かう主人公。のお話。
巻が始まってたったの50ページで主人公の右腕が切断されてしまったときは、あまりの取り返しの付かない展開にぞくぞくしました。なんだかんだ全400ページの中でリカバリされていくのだけれど、それにしたってどん底まで落としすぎで、とても楽しい。
第4巻から続いていた一つのお話もこの巻で終わり。主要読者たちにはぴんと来なかったはずの学生運動、安保闘争から続く因縁にも一つの結末をつけています。