二階の妖怪王女〈3〉

シリーズ3冊目。
中編「呪いのカメラ」「月下の通り魔」の2本からなっています。
「呪いのカメラ」の方はこりごりメソッドで「もうカメラはこりごりだぁ」みたいな終わり方ですし、「月下の通り魔」の方は自然破壊批判のような単純な退治物のようなお話。シリーズ通しての伏線としては1歩前進していますが、全体としては非常にぬるい限り。
お話として萌えも燃えもありませんし、まるで古い児童文学でも読んでいる気分になります。