ゆらゆらと揺れる海の彼方〈6〉

シリーズ6冊目。500ページ超。
新興国アールガヴと超新興国ローデウェイクの争いは講和になるが、大国バストーニュは国内が乱れ、そこをアールガヴに突かれたりする話。
キャラクターたちが入り乱れて丁々発止やっているところは頑張ってると思う。たとえそのキャラクターが腐敗した大国の雑魚国王であっても、キャラクター描写としては良いと思う。
だけど、お話があちらこちらに飛びすぎで、いまいちどの辺に感情移入して読めば良いのか分からなくなります。戦記ものだし各陣営の描写をしたいのだろうけど、それにしてももう少しキャラクターを絞るなり、脇キャラ陣営の描写は薄くしたりすれば良いと思うのですが。