火目の巫女〈巻ノ2〉

シリーズ2冊目。
先代火目を埋葬する儀式から逃亡した先代を討つため、火目候補から火護になった主役が後を追うお話。
展開の底に流れる欝な空気はあまり変わらず、キャラクター達はそれぞれに頑張っているのだけどどこか自分の運命に対して諦めているような雰囲気が漂っている。そんなところが興味深い。
世界の謎が徐々に明かされてきて、それでもまだまだ謎が残っている感が出ていてそんなところに期待します。