断章のグリム (2)

シリーズ2冊目。
前巻で少女と共に悪夢と戦う道を選択した少年が別の事件に関わり、自分の能力とか少女との関係とかにいろいろ思う話。下敷きにされている童話はヘンゼルとグレーテルです。
痛かったり怖かったりする描写はこれまで通りで良い。主役二人の周りにいる能力を持つ大人キャラクターたちが静かに壊れている雰囲気で頼りにならないというか目立たない空気キャラなのが気になる。