ダークエルフの口づけ―ソード・ワールド・ノベル

新シリーズ。
ソードワールドで高レベルなダークエルフが陰謀渦巻く「混沌の王国」ファンドリアで、自分を陥れようとする陰謀に立ち向かうお話。
ソードワールドには珍しく暗い雰囲気のお話ですね。明るく軽いファンタジーだけで無く、こういう話も良いでしょう。陰謀の展開自体はまあとくに驚くことも無く、普通に進展して普通に結末を迎えています。
しかし、主人公のレベルが高いのは別に良いのですが、それに相対する敵のレベルが低すぎるような気がしますね。ここまでレベルの差があると連戦を強いて消耗したところを狙うぐらいのことをしないと、どうにもならないような気がします。
ソードワールドとしては毛色の変わった雰囲気だし、いろいろやるのは歓迎なので、今後の展開に期待したいところです。