黄昏の刻 5 黄金の旅路

シリーズ5冊目。完結。
能力者を殲滅することに決めた米中露政府は各国の軍を日本に派遣し、能力者たちは追い詰められていきます。一部の能力者は血を絶やさぬために旅立ち、残された者たちは全ての災厄の元に戦いを挑む。
最終巻だからいいと思ったのか、それまで出てきた強い能力者たちがちょっとした見せ場で次々に戦死したりしていて、なんかこれまでの能力を駆使したバトルはなんだったのだろうと思ったりもしますが、主人公とその周辺のキャラクターたちによる絶望的な状況下での熱いやりとりなんかは、著者らしい感じで良いと思う。
最後の最後、エピローグの展開は、正直やりすぎだと思いますが、もしかしてもう少しシリーズを続ける気だったのかなとも思い、そうならまあ、この展開も仕方が無いなという感じ。