狼と香辛料〈3〉

狼と香辛料 (3) (電撃文庫)

狼と香辛料 (3) (電撃文庫)

シリーズ3冊目.
ホロの故郷に向け北へ旅する二人が,冬祭りを控えた町を訪れる.若い行商人にホロが一目惚れされプロポーズされたり,主人公が商業的な勝負による挑戦されたりしてしまう話.
ホロかわいい.主人公どうでもいい.経済ラノベとしての本分に戻り,力押しではないちゃんとした解決をしているのは良いですね.相場のただなかで,熱くなって強気に出てしまったり,ちょっと予想外のことが起きると途端に理論を捨てて弱気になってしまったり,考えすぎて気持ち悪くなってしまったり,そんな感じが伝わってきて,うまく書かれている.良いお話です.