龍の館の秘密

龍の館の秘密 (創元推理文庫)

龍の館の秘密 (創元推理文庫)

シリーズ2冊目。
相変わらず収入が良くて、でも変わったバイトに突っ込んでいく主人公が、今回は留学生たちを助ける托鉢のバイトに関わることになる。そして連れて行かれた京都で殺人事件に遭遇して、というお話。
もともと富士見ミステリー文庫で出版された作品だし、ミステリとして温いのは問題になりませんね。良い人で毒の無い主人公が周囲の状況に迷ったりくよくよしたりしながら、それでも前向きに進んでいこうとするところはなかなか良いです。