かりん増血記 9

シリーズ9冊目。完結。
修学旅行で京都に来たものの、雨水と果林の仲はギクシャクしたまま。吸血鬼の研究をしているという平川統子もあらわれて果林たちに付きまとってくるのだが、というお話。
果林の知らないところでたくらまれている仕掛けも、はじめから読者には明かされてしまっているので、どこまで行ってもそんなに酷いことにはならないだろうという想像がついてしまい、どうしても緊迫感に欠ける展開になってしまう。前巻、今巻とシリアス目なお話が続いたけど、ちゃんとめでたしめでたしで終わったのは良かった。