SAS スペシャル・アナスタシア・サービス

第1回ノベルジャパン大賞・優秀賞受賞作
日本の平凡な学生の双子の兄妹が、街角で銃撃戦に遭遇する。銃撃戦からは3人の少女兵により救い出されるが、少女達により妹がバルト海沿岸のリヴォニア公国の王女であることが明かされ、大国も交えた陰謀に巻き込まれていくお話。
双子の妹だと思っていた少女が実は従妹でもやもやしたり、急に少女3人と生活を共にすることになってもやもやしたり、巻き込まれるばかりだった自分を変えようと決意したり、いかにも少年らしい行動に好感が持てる。文章も硬すぎず軟らかすぎず、ちょうど良い感じで読みやすく感じた。