鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 3

シリーズ3冊目。
少年少女が少女の着ぐるみの父親の正体を暴こうとしたり、停電の中で画家とモデルが仲直りしている間に殺人事件が起きて画家が逮捕されてしまう。事件の真相を探ろうとモデルが無理をしたりするお話。
殺人事件についてはともかく、それ以外の鳥籠荘の不思議なことについては曖昧なままなのですね。キャラクター達にとっては、それどころではないかどうでもいいことで、読者にとってはもやもやしたまま先に進む。このもやもやした感じにシリーズらしさを感じて面白い。シリーズをどうやって展開して終わらせるつもりなのかも楽しみです。