量産型はダテじゃない!

量産型はダテじゃない! (富士見ファンタジア文庫)

第19回ファンタジア長編小説大賞準入選受賞作。
自立型ロボットの反乱によりロボット対人類の戦争が起きている世界で、人類側に立って戦うロボットのために老朽艦で最前線まで特製パーツを輸送する主人公が、追い詰められて逃げ込んだロボット整備場で量産型ロボットに特製パーツを付けたら動作してしまって、というお話。
量産型が試作機より強いのは当たり前なので、どちらかというと時代遅れの旧型の量産機対新型機か特注機という対立関係になりますね。取っ掛かりの読みづらさも、キャラクターとネタと熱血と根性で突破する感じの作品ですね。そういう雰囲気の物語が好きならいいのではないでしょうか。