哀しみキメラ 4

哀しみキメラ〈4〉 (電撃文庫)

哀しみキメラ〈4〉 (電撃文庫)

シリーズ4冊目。完結。
四人いた仲間も一人倒れ一人別れ二人になってしまう。京都で結界が破られようとしていることを知り、迷いながらも引き寄せられるように関わっていってしまうお話。
人間で無くなって人間から追われながらも最後のところで人間であることを棄てられない。辛い境遇が淡々と書かれているし、登場するキャラクターの数が少なめな分、それぞれのキャラクターらしい描写がしっかり書かれていて読ませる。ちゃんと綺麗に終わってよかった。